house of hemp
とても綺麗な色、手触りの麻糸でした。
手芸キットを売るお店
ママと子供で一緒に手芸できそうなキット達。
(ここのキットは、あのLIBERTYでも取扱いしていました)
ニッテング & ステッチング ショーの出店数は何百あったのかは分かりませんが、東京のホビーショーと同じか少し多いくらいに思えました。それはもしかすると、企業のブースだけでなく、テキスタイルや工業ニットを学ぶ学生の作品展やブースがあったり、ローカルアーティストや作家さんのブースから国内外で活躍する”手芸を使ったアート作品”で知られるアーティストの出展などがあったりと、あらゆるジャンルにとんでいたからかもしれません。そして単に「企業」と言っても、個人で始めたような山の麓で自然染めをしている糸屋さんや、オリジナルの編み棒をこだわってローズウッドで製造しているお店から、ロンドン ファッション紙にも度々登場する、今一番勢いのあるロンドンの可愛い毛糸のセレクトショップから大手メーカーまで、と随分幅が広かったのが印象的です。
その上、従来の「ニット」 「キルト」 「刺繍」の枠にとどまらず、編まれる素材も毛糸だけでなく、刺繍されるのも刺繍糸だけでなく、お菓子の包み紙を素材に立体にして縫ってみたり、立体のアップリケが絵画のように展示してあったりと、思い思いの創作が所狭しと並んでいたからそう思えたのかもしれません。
ショーには、金曜・土曜と2日間行ってみたのですが、金曜はノート片手にリポートを書きながら巡る専門学生や大学生から、クラス単位で来場しているような制服を着た高校生が多く、代わって土曜日は、親子連れから若いカップルから老夫婦までと、曜日によってすっかりと来場層が変わり、会場の雰囲気が違っていました。(エントランスの展示ドレスも少し変わっていたのも小さな発見でした。)土曜日は若い男の子も編み物していたりと、自由な休日感がしました。
やはり寒くなる時期ということだけあって、毛糸と編み物の本がやはり一番売れていたようで、あと人だかりが出来ていたのは、クリスマスデコレーション用のリボンやボタンなどのパーツには人が溢れていました。
ロンドンのニット事情はと言うと、トラディショナルで紳士的なイギリスのデザイナー、ポール・スミスを見ても分かるように、トラディショナルが根強く支持されているようでした。(出版本をみると、どれもそこをベースにもっているかのよう)
トラディショナル、クラシカル・・・そう、英国を代表する糸メーカーROWANがまさに象徴的。
ただ、それだけで終わらないのがロンドン。
ROWANのスタッフは、みんな黒い制服コスチュームで揃えていたのですが、中でも中堅そうなお2方は、色ぶちメガネにカラフルなアクセサリーで一際目立っていて!最高でした。
しかし、棒編みばかりで、かぎ編みをあまり見かけなかったのは意外でした!
(つづく)